犬とハムスターの四コマ漫画☆ポコラキ☆

犬とハムスターの四コマ漫画。暇つぶしに楽しんでください!

【常勝思考】勝率10割の人生

イラスト:イラストAC

うちの家族の中で、一番じゃんけんが強いのは娘の祈(いのり)です。

可愛い顔して大の負けず嫌い。

じゃんけんする時も、「絶対に負けない」と強い気持ちを持っているから、その気迫が相手の「気」を征して勝つんですよね。

でも、いくらじゃんけんが強くても、一生勝ち続けられる人なんていません。

確立論的に言っても、勝つ確率が1/3なら、負ける確率も1/3ですから。

ところが、人生をじゃんけんでたとえた時、勝率10割の人生はあり得るかもしれないなんて考えてみました。

勝ち=人生の成功

負け=人生の失敗

あいこ=平凡な日々

 

勝ち=人生の成功

仕事の成功、恋愛の成就、家族円満・・・今、順風満帆な人は、じゃんけんでいう「勝ち」の人生を歩んでいるかもしれません。

そうした幸せを手に入れている人は、きっとご本人の努力の結果でしょうから、その幸せが長く続きますようにと願うばかりです。

しかし、成功の渦中にある時、往々にして足元をすくわれるのが「慢心」と「嫉妬心」だと思います。

上昇気流に乗っている時には周りから持ち上げられて「オレ様」で調子がいいのですが、一旦、雲行きが怪しくなると、取り巻きの人たちもサーっと引いていって、警察に逮捕なんてニュース、ワイドショーでもよく見ませんか。

そうした人は天狗型人生を歩んでいたのかも。

天狗の下駄は一本歯しかなくて、上り坂にはめっぽう強いが、下り坂に入るとすってんころりん、一気に転げ落ちてしまうんだそうです。

こうした失敗を避けるためには、成功の渦中にある時こそ、自分一人の力だと思わずに、周りへの感謝の思いを忘れないでいたいですよね。

感謝の心は、嫉妬心に対する最良の解毒剤なんです。

 

負け=人生の失敗

時に、人生において避けることのできない失敗や挫折、苦難や困難は誰にでもあると思います。

これはじゃんけんでいえば「負け」に当たり、今まさにその時だという人も多いのではないでしょうか。

私も人生を振り返ってみると「成功したこと、楽しかったこと」よりも「失敗したこと、苦しかったこと」の方が多かったような気がします。

もしかしたら、辛いことの方が強く感じてしまって印象深いだけなのかもしれませんが、いずれにしても、そういう時期を通り越してきました。

でも、その時に助けになったのが『常勝思考』という考え方。

人生の成功からも失敗からも学んでいく、転んでもただでは起きない全天候型人生の勧めです。

考えてみたら、人生は一冊の問題集のようなもので、問題集を解くたびに人の魂は成長しているんですよね。

だからある意味、「問題のない人生」は「成長のない人生」ともいえるのかもしれません。

そういえば、浄土真宗の開祖・親鸞聖人も「氷多しに水多し」という言葉を遺していました。

氷は苦難や困難のたとえで、水は教訓や智慧(ちえ)を表していて、「苦難や困難が多いほど、そこから得られる智慧も多い」という意味です。

こうした悟りの言葉に触れると、客観的事実は変わらなくても、不幸の意味合いや捉え方が変わってくるからすごいですよね。

これから先の人生も、まだまだいっぱい失敗はあると思いますが、雪だるまが転がれば転がった分大きくなるように、自分も成長していきたいと思います。

 

あいこ=平凡な毎日

そして、勝ちでもない、負けでもない平凡な毎日が「あいこ」です。

でも実は、この「あいこ」が一番くせ者だと思っています。

先程、人生の苦難・困難の話をしましたが、人は意外と危機の時ほど底力を発揮して乗り越えられてしまうものです。

でも、平凡な毎日の中に敗れていくのが多くの人の姿ではないでしょうか。

それは、海岸の波間に立っているようなもので、まだまだ日が高いなんて思っていると、いつの間にか足元まで海水が浸っていて辺りは暗くなっている・・・その時の焦りは何とも言えません。

人生の時間はいっぱいあるようで、計算してみればわずか3万日。

人生、折り返し点を過ぎてみれば、「なんと無為に過ごしてきた時間の多いことよ」と思わざるを得ません。

しかし、過ぎ去ってしまった時間はもう戻ってはこないのですから、これから先の人生をどう生きるかです。

この「あいこ=平凡な毎日」の過ごし方で参考になる言葉が、内村鑑三さんの「一日一生」という言葉。

内村鑑三さんは、「ボーイズビー・アンビシャス(少年よ大志を抱け)」で有名なクラーク博士が教鞭を振っていた札幌農学校の第二期生(直接の指導は受けれなかったようですが)で、日本にキリスト教思想を広め「無教会主義」を唱えた人です。

この内村鑑三さんの著作の中に「一日一生(いちにちいっしょう)」という本があります。

これは読んで字のごとく、「一日を一生だと思って生きなさい」とこうことで、「もし、今日で人生が終わるとしたら、あなたはどう生きますか?」という問いかけでもあります。

なかなか、毎日、偉人のようには生きられませんが、少なくともこの問いを自分に課すことで、一日の質を上げていけるというのは実感として事実です。

 

ラッキーの手はグーかパーか、はたまたチョキか

今日は、人生は捉え方によって様々な考え方ができるという話をしてきましたが、そういえば、ラッキーの手はグーなのか、パーなのか?爪を入れればチョキにも見えるし・・・。

ラッキーの手も捉え方によって様々に見えますね。

 

にほんブログ村 犬ブログ ポメラニアンへ
にほんブログ村 ハムスターブログへ
にほんブログ村