◆最近、学校行事に参加して思う事
こんにちは、Poccoです。今回も「ハムスターの四コマ漫画」を見て下さり、ありがとうございます。
最近、幼稚園や学校行事に参加して、よく思うことがあります。それは、どこの家庭もお父さん参加率が高いこと。入学式や卒業式など、一生に一度の特別な行事なら分かるんですが、運動会や学芸祭、さらには平日の授業参観日まで、お父さんの姿をよく見かけます。
その背景には、夫婦共働きで、女性もフルタイムで働くようになったことも大きな要因かと思うのですが、そもそも男性自身が子煩悩になっているような気がします。
私が小学生の頃も、うちは夫婦共働で、お父さんが運動会に来てくれたのは、6年間で1回くらいしか記憶にありません。入学式も家の玄関前で家族写真を撮って終わりでした。でも、当時はお父さんが来てる子も少なく、「お父さんは仕事があるから、そんなもんだ」くらいに思っていたのですが、時代とともに、男性、女性の役割も変わってきてるんですかね。
◆子煩悩(こぼんのう)なパパ
かくいう我が家のパパも、ちょー子煩悩。幼稚園のお遊戯会、運動会はもちろん、ピアノの発表会では、センターに陣取ってカメラを回し、編集までして、みんなに配ってますからね。それも、仕事休みの日じゃないのに、大丈夫なのかパパ。
でも、最近ではワンオペ育児で悩んでらっしゃる方が多いので、こういった子煩悩なパパがいる家庭は、とても恵まれているんだと思います。感謝しないといけませんね。
女性が活躍できる社会はとても素晴らしですが、同時に、夫婦関係や子育てにその歪みが生じてしまいがちです。そりゃ、無理ですよ。男性と同じくフルタイムで働いて、夫には妻の役割を果たし、子供には優しいママでいるなんて。そんなに頑張ったらママは壊れちゃいます。だから、世間のパパ殿方、育児に参加してください!
うちのパパも、結婚して子供ができるまでは、台所に立ったことなんて一度もありませんでした。でも、子供が幼稚園に通う頃には、私が少しづつ仕事も初めたので、パパは、週に1度は晩御飯を作ってくれるようになりました。
はじめは「大丈夫かな?」と心配してましたが、パパが作る料理は案外おいしい!なぜなら、几帳面な性格なので(忘れ物は多いが)、クックパットを調べて1グラム単位で正確に測って作るので味に間違いがない。こういったところ、女性の方が意外にアバウトですよね。
いまでは、子供たちの大人気料理は「パパの作った、たらこスパゲッティ」です。
◆子供への執着には要注意
仏教には三大煩悩(三毒)ってあるそうです。
貪(とん)・・・むさぼりの心
瞋(じん)・・・怒りの心
痴(ち)・・・愚かな心
これだけ聞いても何のことやらなんですが、西遊記の登場人物で説明されるとよく分かりました。
貪(とん)・・・猪八戒(ちょはっかい)・・・豚です。
瞋(じん)・・・孫悟空(そんごくう)・・・猿です。
痴(ち)・・・沙悟浄(さごじょう)・・・河童です。
貪とは欲望を表します。豚が餌に群がってむさぼってる様子から、食いしん坊の猪八戒のキャラクターが誕生したんですね。
瞋とは抑えられない怒りのこと。猿山の猿同士の喧嘩は、キーキー、キーキーと顔を真っ赤にして怒ってます。孫悟空が怒りにまかせて悪さをすると、三蔵法師が念仏を唱えて、孫悟空の頭にハマってる輪をキリキリと締め上げます。子供を怒りすぎると、こめかみが痛くなるのはそういうことかと妙に納得。
痴とは愚痴の痴。また、いけないと分かっていても何度も犯してしまう過ちなど、人間の愚かさも表しています。沙悟浄は愚痴ばかりいい、他人のせい、環境のせいにして反省しない河童です。
三蔵法師は、そんな三匹(人間の煩悩)を連れて、天竺を目指します。小学生の頃、なんとなく観ていた『西遊記』(夏目雅子さんのやつ。歳がばれてしまう・・・)、そんな深い話だったんですね。あらためて観たくなりました。
煩悩は、別の言葉に置き換えると「執着」。子煩悩なパパ・ママまでなら微笑ましいですが、子供に執着して子離れできない親になると、子供の成長を害してしまいます。
子供の成長に合わせて煩悩を断ち切っていけるか。子供が成人する「天竺」までの道のりが、親にとって子離れの修行なのでしょうね。
価格:715円 |
価格:10,010円 |