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【長寿のお祝い】喜寿(77歳)/傘寿(80歳)/米寿(88歳)/卒寿(90歳)/白寿(99歳)の名前の由来が洒落ていて面白い!

 

みなさん、今回も☆ポコラキ☆のブログに訪問して下さりありがとうございます。

 

当ブログも今回で88回目。何か「88」にちなんだ四コマ漫画を考えていたら、ふと高校時代に習った国語の先生の授業を思い出しました。

 

みなさんは、60歳の誕生日を祝う「還暦(かんれき)」ぐらいは聞いたことありますよね。赤いちゃんちゃんこを着て長寿をお祝いするのはお馴染みかと思いますが、実は、長寿のお祝いは、その先もまだまだあるのはご存知でしたか?

 

「還暦(かんれき)」は61歳(満60歳)のお祝いです。60年をかけて生まれた年の干支に還ることに由来します。長寿祝いの色は「赤」で、赤いちゃんちゃんこなどを贈ります。そこには魔除けの意味や、もう一度、赤ちゃんとして生まれ、新たなスタートを切るという意味もあるそうです。

 

「古希(こき)」は70歳のお祝いです。中国の詩人、杜甫の漢詩に登場する「人生七十古来稀なり」という一節が由来です。古来70歳まで長寿で生きることは”稀(まれ)”なことであったことから、「古稀」という漢字が当てられていましたが、近年では、70歳は初老の域で、まだまだ皆さんお元気ですよね。稀という漢字が常用漢字から外れていることもあって、最近では「古希」という漢字が使われるようになりました。

古希祝いの色は「紫」で、紫は古くから魔除けや心や体を癒す効果があると考えられています。聖徳太子の時代、冠位十二階の最高位の色も紫でしたので、紫は何か目上の人に対する尊敬の意味が込められているのかもしれませんね。

 

そして、ここからが高校時代に国語の先生が教えてくれた、ネーミングのちょっと洒落の効いた面白いお話です。

 

 

喜寿(きじゅ)の由来

「喜寿(きじゅ)」は77歳のお祝いです。還暦や古希などの長寿のお祝いは中国がルーツと言われていますが、喜寿は日本発祥のお祝いと言われています。それは、その名前の由来を知ると納得。

 

「喜」という漢字を草書体で書くと、七を三つ並べた漢字になり、「七十七」とも読めることから、77歳は喜寿となったそうです。

喜寿祝いの色は「紫」です。古くから魔除けや心や体を癒す効果があると考えられています。

 

傘寿(さんじゅ)の由来

「傘寿(さんじゅ)」は80歳のお祝いです。漢数字で八十と縦書きにすると「傘」の略字に似ていることからその名前がついたそうです。「八十寿(やそじゅ)」とも呼ばれています。

傘寿祝いの色は、高貴な色として使われてきた「黄色」や「金茶色」です。

 

米寿(べいじゅ)の由来

「米寿(べいじゅ)」は88歳のお祝いです。八十八という漢字を縦に並べてくっつけると「米」という漢字になることから、この名前がつきました。

 

昔から日本ではお米は年貢米など貴重なものであったので、その”貴重なもの”という意味で、私は「米寿」というのかなと勝手に推測していましたが、まったくのトンチでしたね(笑)。高校時代この話を聞いた時、「昔の人はなんて洒落が効いているんだろう」と感心したのを覚えています。

米寿祝いの色は、高貴な色として使われてきた「黄色」や「金茶色」で、特に黄色には秋に実る稲穂のイメージがあることから、米寿にはこの色が選ばれることが多いそうです。

 

卒寿(そつじゅ)の由来

「卒寿(そつじゅ)」は90歳のお祝いです。卒の漢字の略字が九十とも読めることからその名がつき、別名「卒のお祝い」とも言われています。

卒寿の色は「紫」や「白」です。紫は昔から高位な色とされ、白は純粋で無垢・神聖な色とされています。

 

白寿(はくじゅ)の由来

「白寿(はくじゅ)」は99歳のお祝いです。それこそ日本発祥のお祝いで、「百」から「一」を引くと「白」という漢字になることから、その名がつけられました。もはや、ここまでいくとクイズのレベルですよね。

白寿はその名の通り色は「白」。純粋で無垢、神聖な色とされています。

 

百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)の由来

「百寿(ひゃくじゅ・ももじゅ)」は100歳のお祝いです。一世紀を表す「紀寿(きじゅ)」ともいいますが、77歳の喜寿と響きが被るので、個人的には「ももじゅ」というのが好きです。

 

百寿の色も卒寿や白寿と同じく「白」です。最近では「ももじゅ」という読みから「桃色」を選ばれることもあるそうですが、桃は長寿を表す食べ物ともいわれ、永遠の理想郷も「桃源郷」などと呼ばれますので、私が100歳まで生きたら桃色でお祝いして欲しいなと思います!

 

最後に

いかがでしたでしょうか。こういった日本文化に触れるのも面白いですよね。

最近では、ハロウィンやクリスマスを祝う反面、お正月のおせち料理の意味や、七草粥、鏡開き、お盆・お彼岸の意味など、日本の風習がどんどん廃れていきますが、時折、日本人の教養として学ぶのもいいかもしれません。

 

 

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