先日、はてなブログ公式からのメールで「ブログを開設して4年が経ちました」というメールが届きました。
実際は、3年くらいのブランクがあって再開したので、そんなにはやっていないのですが、それでもコツコツと記事を書いて今回で77話目。
よくぞまあ、ハムスターと犬のネタだけでこれだけ続いたものだと、たまには自分をほめてあげたいと思います。
次は100話目指して、気負わず自分のペースで進めていきたいと思います。
ラッキーセブンの由来
今回は、せっかく77回なので、ラッキーセブンの由来を調べてみました。
一番、はっきりとした由来が残っているのが、アメリカの大リーグでの出来事。
1885年9月30日、シカゴ・ホワイトストッキングス(現シカゴ・カブス)の優勝がかかった試合の七回の攻撃で、打者が打ち上げた平凡なフライが風に舞いホームランになりました。
その試合の勝利投手となったジョン・クラークソンが、「Lucky seventh」とこの出来事のことを表現したことがら、「ラッキーセブン」が広く使われるようになったと言われています。
しかし、このことは「ラッキーセブン」という言葉が流行したきっかけであり、7という数字がもともと縁起のいい数字であったからこそ生まれた言葉でもあります。
西欧の由来
西欧において、数字の7が特別な意味を持っているのは、旧約聖書の「創世記」に、「神が天と地と万象とを6日で創造し、7日目に安息日(休息日)とした。」と書かれていることにも由来しています。
この旧約聖書に基づいて、1週間が7日と定められ、7が一つの完成されたまとまりとして考えられています。
そういえば、ユダヤ教、キリスト教の天使ミカエル、ガブリエル、ラファエルをはじめとする七大天使も7という数字ですね。
東洋の由来
日本にも、春の七草、秋の七草など7をひとまとまりにしたものは多いですが、その中でも一番縁起がよさそうなのが七福神。
七福神は、インド伝来の仁王経の中にある「七難即滅 七福即生」(七つの難を消滅すれば、七つの福が生まれる)という仏教語に由来し、福をもたらす七人の神として、上野の寛永寺を開いた天海大僧正が広めたとされています。
恵比寿天(えびすてん)
七福神中で唯一の日本の神様。いざなみ、いざなぎの二神の第三子といわれ、満三歳になっても歩かなかったため、船に乗せられ捨てられてしまい、やがて漂着した浜の人々の手によって手厚く祀れれたのが、信仰のはじまりと伝えられている。左手に鯛をかかえ右手に釣竿を持った親しみ深いお姿の、漁業の神で、特に商売繁昌の神様としても信仰が厚い。
大黒天(だいこくてん)
大黒天は、大自在天の化身ともいわれ、大国主命と神仏習合したものである。一度仏となったが、人々に福徳を授けるために再びこの世に現れたという。大地を掌握する神様(農業)でもある。大きな袋を背負い、打出小槌をもち、頭巾をかぶられた姿が一般によく知られていて財宝、福徳開運の神様として信仰されている。
毘沙門天(びしゃもんてん)
毘沙門天は、四天王の一仏で、別名「多聞天」といい、七福神の中で、唯一の武将の姿をしていて、右手に宝棒、左手に宝塔、足の下に邪鬼天の邪鬼を踏みつけている。七福神では、融通招福の神として信仰されている。
弁財天(べんざいてん)
弁財天は、七福神の中で、唯一の女神で、元はインド河(水)の神であったが、やがて音楽の神、言語の神となり日本に伝わった当初は、弁才天と呼ばれた。その後、財宝・芸術に関係深い吉祥天の性格が吸収され弁財天といわれるようになり、財宝を授けてくださる神へとなったものである。知恵財宝、愛嬌縁結びの徳があるといわれている。
福禄寿(ふくろくじゅ)
福禄寿は、名前は、幸福の福、身分をあらわす禄、寿命を表わす寿の三文字からなり、中国、道教の長寿神。南極老人星の化身であり中国の村や町に住み、人々の信仰を集めたといわれる仙人である。長い頭、長い顎鬚、大きな耳たぶをもち年齢 千歳という。長寿、幸福の徳を持ち、鶴と亀を連れて、左手に宝珠、右手に巻物を括り付けた杖をもつ姿が特徴である。招徳人望の神様として信仰されている。
寿老人(じゅろうじん)
寿老人は、福禄寿と同じく星の化身で、にこやかな微笑みをたたえ、手には巻物を括り付けた杖、そして団扇や桃などを持ち、鹿を従えた姿が一般的に知られている。団扇は難を払い、桃は長寿のしるしで、鹿もまた長寿の象徴である。長寿延命、富貴長寿の神として信仰されている。
布袋尊(ほていそん)
布袋尊は、弥勒菩薩の化身といわれ、いつも笑顔を絶やさず人々に接していた人で、大きな袋には宝物がいっぱい入っていて、信仰の厚い人に与えられたという。笑門来福、夫婦円満、子宝の神として信仰が厚い。
7は「勝利」「完成」の数字
以上、7は洋の東西を問わず「勝利」や「完成」を意味する数字として重要視されてきたんですね。
大変、勉強になりました。
いずれは「第777話」の時に、また7特集を取り上げたいと思います!