ポメラニアンのラッキーは、とにかくお友だち好き。
自分よりがたいのいいドーベルマンやゴールデン・レトリバーにも臆することなく「お友だちになろう」と二本足立ちでピョンピョン跳ねながら駆け寄っていきます。
また、時にはチワワの女の子にワンワン吠えられ、振られて涙を流しながらスローモーションで駆け出す(そう見えます)こともありますが、次の日にはすぐに立ち直って、またプードルちゃんに「お友だちになろう」と寄っていきます。
今では、近所に住むシュナウザーの男の子と大親友になりました。
デール・カーネギー『人を動かす』
自分は小学生の頃、自分から友だちを作るのが苦手だったので、積極的に人間関係ならぬ犬間関係をつくれるのは羨ましいです。
誰しも、一度や二度は何かしらの人間関係で悩んだことはありますよね。
もしかしたら、「現在進行形で悩んでいる」なんて人も、このブログを読んでくださっている人の中にはいるかもしれません。
若い頃は特に、親の意見に反発したり、自分の意見を押し通そうと友人とぶつかったり、子どもの主張に耳を貸さずに一方的に叱ったり・・・。
でも、口論で勝ったところで、結局、相手が納得することはなく、ただ後に残るのは恨み心だけなんですよね。
随分多くの失敗をしましたが、そんな人間関係で悩み自己嫌悪に陥っていた時に読み込んだ本が、デール・カーネギーの『人を動かす』でした。
この本は名著中の名著なので、読んだことがある方も多いと思いますが、ここであらためてご紹介。
特に、私が今でも記憶に残っていて実践していることは、「自分が正しいと思うなら、相手も半分正しいと思いなさい」という言葉。
口論になると100%自分の意見を通そうとしますよね。
でも、そうすると勝つか負けるかの二者択一になってしまうんです。
今、中東で起きているロシア・ウクライナ戦争や、イスラエル・パレスチナ戦争が停戦できないのも、結局は相手の意見を聞く耳を持たないから。
デール・カーネギーは言います。
「自分の意見が正しいと思ってもいいけど、相手も正しいと思ってるのだから半分は相手の意見に譲りなさい。50%50%で考えるのだ」と。
この考え方を受け入れたことで、相手を裁くことが少なくなり、人間としての器が広がったように思います。
人間は耳が2つで口が1つなのは「聞く・聞く・話す」で、自分が話す2倍、人の聞くんだなんてことも言われますが、この簡単な真理を実践できる人が増えれば、世界から戦争はなくなるんじゃないかと思います。
読んだことある方も何回読んでも損のない名著です。
私は引っ越しの度に本がどこかに行ってしまって、3回ぐらい買い直しました(笑)。
ジョン・グレイ『ベスト・パートナーになるために』
女は話を、男は結論を
夫が仕事から帰って来て、妻が開口一番
妻「ねえねえ、聞いて。隣の家の〇〇さん、こんなこと言ってきて本当に嫌になっちゃう。あれはただのうちへの嫉妬よね。ああ、もうこんなご近所付き合いはもう無理。引っ越したい。でも、子どもの学校のこともあるから無理よね。お金もないし・・・ねえねえ、どうしたらいいと思う?」
夫「そんなの、現実問題、引っ越しするなんて無理なんだから、上手に距離とって付き合えばいいんじゃないの」
妻「もう、あなたは本当にいつも人の話を聞かないのね(怒)!!」
夫「えええーーーー、今、話きいたじゃん」
こんな事、よくありませんか。
女性は結論を聞きたいのではなく話を聞いて欲しいだけ。
男性は、女性の話を聞いていても要点がつかめないので、すぐに結論づけてしまう。
結局、求めているものがすれ違っていたのだという事を理解することができれば、それだけで、夫婦間の問題は劇的に変化します。
「相手を理解したということは、相手を愛したと同義語である」という名言もあるように、まずはお互いの違いを理解することからはじめてみませんか。
そのための「夫婦の取り扱い説明書」が今日お勧めした書籍です。
本当に人間関係で悩んでいる方がいらっしゃったらお勧めです!
最後に
私も人間関係ではいっぱい苦しみ、たくさんの本の智慧に助けられました。
まだまだご紹介できる本はありますが、1回の記事として長すぎても読みづらいと思いますので今日はここまで。
もし、この記事の続きに興味がある方がいらっしゃいましたら、またどこかでご紹介したいと思います。
長々と読んで下さり、ありがとうございました。
私の好きなラジオ番組「天使のモーニングコール」より