周りの人と比較して容姿に劣等感を抱いたり、体が病気がちだったり、収入の少なさにへこんだり、人間関係が苦手だったり・・・誰でも一つや二つは抱えているコンプレックス。
「自分にはコンプレックスはありません！！」なんて人前で豪語しているような人だって、実はそれが劣等感の裏返しなんてこともあるでしょう。
でも、コンプレックスの捉え方や考え方によっては、自分の短所が長所になることもあるんです！
例えば、パナソニック（松下電器）の創業者で経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんは、子どもの頃より病弱だったそうです。
世の中には体が頑強で「私一人でなんでもできちゃう」なんてスーパー社長さんもいるかもしれませんが、松下幸之助さんは自分の弱点を知って仕事を人に任せました。
それが有名な事業部制（各部署に長を立てて経営責任を取らせる）で、会社はどんどん発展していき、松下幸之助さん一代で大会社になりました。
一人で何でもできるスーパー社長さんは、確かにすごいかもしれませんが、社長の限界が組織の限界にもなります。
スーパー社長さんと一病を知っていた松下幸之助さんは、長所と短所が逆転した典型的な例かもしれませんね。
そして、わが家の愛犬ラッキーも、下あごが出ているからこそ出会えたんです。
今日はそんなお話です。
コロナ禍のペットブームで犬が１００万円？!
お子さんがいるご家庭なら、一度や二度は子どもたちに「犬飼いたい」「猫飼いたい」なんて、せがまれたことはあるのではないでしょうか。
うちの子どもたちも、ペットショップに行くと「犬飼いたい」とおねだりを私にしてきましたが、わが家には犬を飼えない理由が２つありました。
その一つが、うちのパパが自称動物アレルギーで、動物の近くに行くとくしゃみが止まらなくなること。
これも四コマ漫画のネタにしていますのでよかったらご覧ください。
そして、もう一つが・・・コロナ禍のペットブームで犬の値段が途方もなく高くなっていて、とてもわが家の家計では手がでないことでした。
特に、人気犬種のトイプードル、チワワ、ポメラニアンなどは安くて５０万円から。
高いものになると１００万円なんて値段がついていました（ペットショップによっては、表示価格と実際の価格〈ワクチンや〇〇パック付など〉が２０万円くらい違うことがありますが、あの分かりづらい表示システムは変えた方がいいと思いますよね）。
ちなみに、2023年最新版の犬人気ランキングは以下の通り。
1位 トイ・プードル
2位 MIX犬(体重10kg未満)
3位 チワワ
4位 柴犬（豆柴含む）
5位 ミニチュア・ダックスフンド
6位 ポメラニアン
7位 ミニチュア・シュナウザー
8位 フレンチ・ブルドッグ
9位 ヨークシャー・テリア
10位 マルチーズ
11位 シー・ズー
12位 カニーンヘン・ダックスフント
13位 ゴールデン・レトリーバー
14位 パグ
15位 ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
16位 ラブラドール・レトリーバー
17位 パピヨン
18位 ジャック・ラッセル・テリア
19位 ビション・フリーゼ
20位 ペキニーズ
一匹のポメラニアンとの運命の出会い
そんなわが家の事情から、犬を飼うのは夢として、いつものようにホームセンターのペットショップで子どもたちと、「かわいいね」なんてウィンドーショッピングをしていると、一匹だけ１１万円と値札が張られたポメラニアンがいました。
長男「ママ、この犬１１万円だって！」
ママ「１１０万円の間違いでしょ」
長女「この子ポメラニアンだよ？」
ママ「えっ！本当に１１万円だ？！」
ポメラニアンはランキングでも６位に入るくらいの人気犬種で、あまりに安すぎます。
不思議に思って店員さんに訳を聞くと・・・
店員「実はこの子、下あごが少し出てるんです。だから噛み合わせが悪くて下の歯が上の歯より前に出てしまうんです。もう生後７か月にもなるので少しお安くしました」
とのこと。
見た目では分かりませんが、確かに歯を見ると志村けんさんの「あいーん」顔。
でもそこがまた可愛くて、抱っこさせてもらったら、私たちの膝の上にちょこんと座って安心しています。
この仕草に「ドキューン」とハートを撃ち抜かれて、「この子だ！」となったのは、以前、ブログで紹介した通りです。
欠点や弱点が「幸福の種」になる
ラッキー自身、下あごが出ていることをコンプレックスに思っているかどうかはわかりませんが、少なくとも、わが家にとっては、ラッキーの欠点が「幸福」につながりました。
人生成功の要因は、普通は長所のところにあるのでしょうが、長所と短所は裏表。
ひっくり返して短所を見てみれば、それが「幸福の種」になることだってあるということをラッキーから教えてもらいました。
「災い転じて福となす」まさに、ラッキー君でした！
