こんにちは、Poccoです。
突然ですが、みなさんは年金て、いくらもらえるか知ってますか?
実は数か月前、義父が長年勤めた会社を退職することになり、それはそれで「本当にお疲れさま」なのですが、年金の話になり「えっ、それだけしかもらえないの」と、ちょっと驚き、「もし、介護とかになったら足りないんじゃないの」と不安にもなりました。
うちのパパは長男で、「足りない分は支援してあげたい」という思いはいっぱいなのですが、親の介護と子供の進学、お金のかかる時期って一緒なんですよね。うちにもそんな余裕ありませんよ。
はぁー、なんてため息をつきつつ、ふと、「そういえば、うちっていくらもらえるんだろう・・・?」と、年金について、まったく無知であることに気づいちゃいました。
私、いっぱい本読んで調べましたよ。でも、字だけ読んでても複雑でわかりずらい!
そこで、私お得意のイラストをつかって、年金問題を解説。
細かいところは、超すっとばして5分でまるわかり!
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1.年金の仕組み
2.もらえる基礎年金の金額
3.もらえる厚生年金の金額
4.受給開始時期によって、もらえる金額が違う?!
5.年金制度が生命保険と違うわけ
6.明るい老後にむけての対策
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1.年金の仕組み
専業主婦で(少しは在宅で仕事してますけど)、夫の扶養家族になっていると、自分で年金を払ってる感覚がないから、厚生年金と国民年金の違いすらよく分かりません。
もうね、今日は細かい説明はなし。大雑把に概要がつかめればよし!
というわけで、イラスト、ばん!!
いっぱい読んだ本の中で、雑誌「アー・ユー・ハッピー?」(2020年2月号)が一番わかりやすかったので、参考にさせてもらいました。
〈自営業者・学生・無職など・・・国民年金〉
このカテゴリに入る人で、結構、国民年金払ってないという人いませんか。
20歳になると60歳にまるまで、すべての人が「国民年金」に加入しますが、そもそも、大学生や無職の身分で払えないでしょ。
私は大学生の頃、バイト代の中から、なんとか自分で払ってましたけど、給料が3万円くらいで、当時の国民年金が1万3000円くらいだったかな。給料の半分を年金でもっていかれるって・・・。
もう、これ江戸時代の悪徳奉行「お代官様~、今月は年貢かんべんしてくだせ~」のレベルでしょ。
さらに、今は1万6410円に値上がりしてる!!
自営業・学生・無職など収入に関係なくこの金額なので、やっぱり払えない時期も出てきちゃいますよね。
で、払えなかったらどうなるかというと、その払ってない期間分減額されて支給されるということでした。
〈会社員・公務員・・・厚生年金+国民年金〉
私、ここが一番勘違いしてました。
主人は会社員だから厚生年金だと思ってたら、国民年金も払ってたんですね。
本に、「これ、よく耳にする『年金制度は2階建て』」なんて書いてありましたけど、私、初耳でした。はい、無知ですみません。
あと、厚生年金は、会社が半分負担してくれてるんですって。
毎月、給料明細を見ながら「会社は厚生年金いっぱい給料から引いていくな。もう!」なんて怒ってたけど、とんだとばっちりでしたね。すみません。
〈専業主婦〉
扶養に入っている主婦が、一番年金見落としがち。私だけ?
結婚前は働いていて、結婚を機に寿退社なんて場合、結婚するまでの無職の期間、払ってなかったなんて人も多いようです。
また、専業主婦といえども、ブログでバンバン稼いで年103万円を超えると、扶養家族から外れちゃいますからね。
扶養から外れると、自分で国民年金払わなくてはいけません。その額19万6920円/年。ひえー。
「やったー、ブログで月11万円稼げたぞー」なんてラインが、一番損するかもしれませんね。
2.もらえる基礎年金の金額
いかがでしたでしょうか。自分が払ってる(払わなければいけない)年金はわかりましたか?
でもって、国民年金を払っている人は、原則65歳になると年金を受け取ることができますが、さあ、いくらもらえるのかな・・・わくわく、わくわく、じゃん
はい、月6万5000円・・・これだけー!!!
これだけじゃ生きていけないでしょ。老後2000万問題とか、そりゃなるわ。
それも、20歳から満額払ってる人の金額ですからね。払っていない期間があると、さらに減額されますよー。
耳元で「貯蓄、貯蓄、貯蓄、貯蓄・・・」とささやく声が聞こえる。。。
3.もらえる厚生年金の金額
では、会社員や公務員で厚生年金を払っている人は、いくらもらえるのでしょう。
それが、こちら。
うーん、この図を見て計算しようと思った人は、きっと貯蓄もちゃんとできる人です。
私は即あきらめましたよ。
そんな面倒くさがりのあなたのために、私のためにアバウトに計算すると
「現役時代の月給の4割くらい」
なるほど!ということは、たとえば月給30万円だとすると・・・
30万円 × 0.4 = 12万円
これに、基礎年金を足すと
6万5000円 + 12万円 = 18万5000円
これに、奥さんの基礎年金も加えると、まあ、生活はできる感じですかね。
だいたい、サラリーマンの家の目安はこんな感じでしょうか。
4.受給開始時期によって、もらえる金額が違う?!
さらに、複雑なのが、年金を受け取る時期によって金額が違うこと。
えーい、言葉で説明するのは面倒だから、こちらをみやがれー。
ポイントは、受給時期を遅らすと、その分、もらえる金額も多くなるけど、赤枠の年齢以上長生きしないと損をするということ。
おい、国よ。人生最後に命をかけた博打をさせるんじゃないよ!!!
ぜったい100歳まで生きてやる。
5.年金制度が生命保険と違うわけ
でも、今まで説明したのは、あくまでも現在のもの(この記事は2019年12月)。
年金制度も毎年どんどん変わっています(悪い方に)。
それは、年金の仕組みが
自分で積み立てた分を受け取れる〔積み立て方式〕ではないから。
現在の年金制度は、働く現役世代が収める保険料が、その時の高齢者などの年金につかわれる
〔賦課(ふか)方式〕
つまり、老人を支える現役世代の若い人の人数や収入が減れば、年金額や年金支給時期も変わざるを得ないということです。
一昔前は、一人の老人を4~5人で支えていたイメージでしたが、今は2人、このまま少子高齢化が進めば、将来は1人で1人の老人を支えなければいけなくなるかもしれません。
6.明るい老後に向けての対策
こんな話を読むと、「じゃあ、年金なんて払うのばかばかしい」と思うかもしれませんが、老後、わずかでも支給されるのは安心材料になりますし、なによりも、やはり、自分のことだけではなく、これまで私たちを育ててくださった親世代、また、おじいちゃん、おばあちゃん世代への恩返しとして、私は年金を払おうと思います。
今はもう亡くなりましたが、私がよく読んでいた著者で、元上智大学教授の渡部昇一さんが書いた本に「一昔前は、年金制度なんてなかった。年金制度の代わりを果たしていたのが家族だ。子供が小さい時は、親が子供を愛情かけて育て、親が歳をとれば子供が恩返しに親の面倒をみる。歴史上、そうした社会が連綿と続いていた」
というようなことを書いてらっしゃいました。
今は核家族化がすすみ、家族の絆みたいなものが薄れてきてしまいましたが、家族の価値をもう一度見直チャンスの時期でもあるのかもしれませんね。
そして、明るい老後に向けてのもう一つの対策は、生涯現役人生を生きること。
国に老後を頼ろうなんて思っちゃいけません。むしろ、歳をとってもバンバン稼いで、税金を納めるくらいの元気なおじいちゃん、おばあちゃんを目指しましょうよ。
人生100年時代。ただ、長生きだけしても幸せではありません。
重要なのは健康寿命。
健康で長生きするためには、やはり、いつまでも誰かの役にたって、自分の存在が喜ばれていることではないでしょうか。
そんなことを思いつつ、老後に向けてブログを書くPoccoなのでした。
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