犬とハムスターの四コマ漫画☆ポコラキ☆

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犬の躾(しつけ)はマニュアル通りにはいかないよ

イラスト:イラストAC、素材ラボ

散歩の躾(しつけ)に苦労した時期

今でこそ、二度の食事より散歩が大好きなラッキー君ですが、飼いはじめた当初は、散歩の躾(しつけ)に結構苦労しました。

そもそも、7ヵ月までペットショップで育っていたので、外の世界をまったく知らず、アスファルトに足を付けただけでもおっかなびっくりな様子。

おしっこをあっちでシャーシャー、こっちでシャーシャー。

自分勝手な方向に行こうとするのを無理やり引っ張ると、その場でぺたんと座り込み動きません。

仕方がないので、散歩先から抱っこして帰ってくるなんてこともしょっちゅうありました。

言う事を聞かないラッキーに、子どもたちも散歩に行くのがだんだん億劫になってしまいました。

 

マニュアルを読む日々

犬の本もたくさん読みましたし、今は便利な時代で、ちょっとインターネットで「犬 躾」と調べれば、たくさんの情報が手に入ります。

それらの躾のマニュアルを読んでみると、

〇まずは上下関係をしっかり認識させることが大切

〇散歩の時、犬に引っ張られてはいけない

〇犬には飼い主の後ろを歩かせる など

だいたい「飼い主が主導権を持って犬に従わせる」ような事が書いてあります。

躾は最初が肝心とばかり、これを馬鹿正直に実践すると・・・ラッキーは散歩が嫌いになってしまい、家の前からもまったく歩かなくなってしまいました。

毎日が発見の連続

試行錯誤して悩んだ末、散歩が嫌いになってしまっては元も子もないと、一度、ラッキーの自由に歩かせてみようと思いやってみました。

道路を歩いては電柱をクンクン、公園に行っては草花をぺろぺろ、虫の死骸を見つけてはパクリとしようとします。

自分より小さい犬に吠えられて目をうるうるさせながら逃げ出したり、意外と大きい犬の方が吠えないで仲良くなれたり、ラッキーにとってはすべての経験が発見の連続で興味深々。

公園を見つけてはダッシュするので、「犬の後ろにいるのがいけないなら、ラッキーより早く走ればいいのね!」と、こちらも年甲斐もなく猛ダッシュします。

ラッキーは舌を出して「はーはー」、私は死にそうな顔をして「ぜー、ぜー」。

でも、ラッキーの活き活きした顔を見ていたら、自分の子どもが赤ちゃんの時を思い出しました。

赤ちゃんの時って、見るものすべてが新鮮で目をきょろきょろさせながら「あ、あ、う、う」なんて一生懸命感動をお母さんに伝えようとしますよね。

時には、熱いものを触って火傷したり、走って転んで怪我をしたり、痛い思いもするけれど、それがすべてが大切な成長の過程で魂の経験。

親ってつい子供に失敗をさせないように、先回りして危険を取り除いてしまうけど、正解だけの人生ってある意味つまらないですよね。

最初の頃のラッキーの散歩がそんな感じでした。

あっちこっちでおしっこをさせないように、公園では草木をなめさせないように、ひたすら道路の真ん中だけを歩かせて、家を出て家に帰るだけが目的の散歩。

でも、脇道にこそ新しい発見がある。

犬の飼い方のマニュアルって本もたくさん出ているけど、それを書いた飼い主さんも本当はたくさんの失敗をして、やっとたどり着いた成功のエキスだけを本にしているから、そこだけ真似しても、どうしてもうまくいかないんじゃないかって思います。

なぜなら、成功に至るまでの過程すべてが成長に必要な要素だから。

そう思ってから、こちらも散歩する時の気が楽になりました。

ただ、①人の家の壁ではおしっこはさせない ②散歩に行く時間は毎日バラバラ ③その日の散歩コースは飼い主が決める など最低限のルールはラッキーにも守らせています。

おかげで、いまでは散歩が大好きなラッキーになり、いつも満面の笑みで「ただいまー」と帰ってきます。

 

 

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